動脈硬化の進行を調べる方法

動脈硬化の進行を調べるには首の左右にある頸動脈の状態を調べる方法が一般的です。定期健康診断のオプションで頸動脈エコーをしてもらうと、血管の厚さが分かります。血管の壁が厚くなるにしたがって動脈硬化のリスクが増えるのです。まずは、頸動脈エコーで自分の血管の厚さを測定することから始めましょう。また、エコーで血管を見るとプラークという血管壁の盛り上がりがある場合があります。このプラークが大きくなると血管閉塞になったり、脳梗塞を引き起こしたりする恐れがあるため、早期に発見することでリスクの回避につながるのです。いずれにしても、頸動脈というのは、生命を維持する上でとても重要な部位の一つということが言えます。定期的に自分の頸動脈の状態を確認することで突然死に至る脳血管障害を回避したいものです。また、血圧が高めで推移しているとどうしても血管壁にかかる圧力が高まるため、血管が丈夫になって硬くなってしまいます。できるだけ塩分を控えめにして、血管そのものを柔らかくしておく必要があります。循環器科を受診すると血管年齢を測定してくれます。血管年齢が高い人は血管の柔軟性がなく、硬く脆くなっているため、心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性が高まります。血管の柔軟性を高めるには、塩分を摂らないことだと医師が言っていました。血管年齢が高い人でも塩分を必要最低限にとどめることと、水を多く飲んで排尿回数を増やすことで血管年齢が下がるということです。血管の柔軟性を高めることで動脈硬化は防ぐことができるのです。